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サンゴの給餌 – ヒント&コツ
コーラルニュートリション|ヒントとコツ
サンゴの給餌には、効果的な拡散給餌とターゲット給餌の2つの方法があります。下記ではその給餌方法を段階を追ってご案内します(ビデオもご視聴ください):
拡散給餌は 「入れて放っておくだけ」の、簡単かつ効率的な投入方法です。
1. プロテインスキマーとメインの循環ポンプを止め、水槽に投入されるサンゴフードがスキマーや活性炭により取り除かれないようにします。
2. 水流ポンプはオンのままにして、サンゴフードが水槽全体に行き渡るようにします。
3. きれいな計量カップに必要量のコーラルフードを用意します。
4. コーラルフードを水槽の水流ポンプの近くに投入し、水槽全体に広がるようにします。水流ポンプがない場合は、サンゴフードを水槽全体に散布します。
5. リーフエナジープラスなどのサンゴフードは、通常、水と混ざり合うまで数分かかります。この段階で、ReefBeatアプリの給餌モードを選択することをお勧めします。
あらかじめ給餌モードを片方のポンプを止め、もう片方のポンプを動かしたまま(2台のウェーブポンプをご使用の場合)にプログラムしておきます。そうすることで、流れが適度に弱くなり、サンゴが餌を摂取し易くなります。強い流れは、餌を食べているサンゴの粘液も吹き飛ばしてしまいます。
6. 給餌し30分経過したら、システム全体を復帰させます。
ドーシングポンプを用いた拡散給餌:
添加容器に1週間分のコーラルフードを入れておきます。腐敗を防ぐため、残りのサンゴフードが入ったボトルは冷蔵庫に戻します。フードの入れ替えの際は容器を洗剤で洗うことをお勧めします。
サンゴに餌を与える2つ目の方法は、スポイトやバスター(大型ピペット)を使うターゲット給餌です。
1. リーフエナジープラスと水槽水を1:2の割合で混ぜ合わせます。
2. 循環ポンプ、スキマー、ウェーブポンプを止め、水槽内の水の流れが止まるまで待ちます。
3. スポイトまたはバスターに飼育水と混ぜ合わせたリーフエナジープラスを吸入します。すべてのサンゴの真上から少量ずつ静かに与え、サンゴが直接餌を吸収できるようにします。
4. ターゲット給餌では時間を忘れがちなので、システムの復帰を忘れないよう、タイマーをセットしておくことをお勧めします。
リーフエナジープラスをサンゴに与えるときは、サンゴをじっくり観察することをお勧めします: サンゴは膨らんだり触手を伸ばしたりして、喜んでいる行動をとるでしょう。
情報:
ターゲット給餌により、 ダメージを受けたサンゴや部分白化したサンゴに直接餌を与えることで、サンゴの生存率が向上し、回復が早まることもあります。組織が残っている限り、希望はあります!
Dr. Sharon Ram
Red Sea’s Chief scientist